目の病気について
【近視抑制】
近視は眼球の前後の長さが伸びることで進行します。
影響するのは、まず遺伝があります。
長さは形なので形は遺伝する事が多く、親族に近視が強い方がいると近視が強くなる傾向があります。
成長期で身長が伸びる時は眼球も大きくなり、近視は進みやすいです。
また、近くを見る作業が長いと成人しても近視が進む事があります。
目を近づければ近づける程、近視は進みやすくなります。
また、物を見た時ボヤけていても近視は進みます。
眼底にある黄斑部にしっかりピントが合っていないと近視が進む事が分かっています。
近視が進行しても眼鏡をかけなかったり、斜視や斜位のコントロールをしないと余計に近視が進みます。
そのため、近視の進行を抑制させるためには近くを見る時には姿勢を正し30cm以上離す。
長時間近くを見た後は、窓の外から見える一番遠くの物を、しっかり見える状態で20秒以上見る。
裸眼視力が0.6以下の場合は眼鏡を作成し、0.1以下なら常に眼鏡をかけ、0.1以上あれば近業作業が長い時は外します。眼鏡を掛けたり外したりを繰り返しても近視が進む事はありません。
仮性近視や調節緊張がある場合は、放って置くと本当に近視が進んだり頭痛などの眼精疲労が強くなるため、ミドリンMなどの目薬で治療します。
近視抑制効果が証明されている低濃度アトロピン点眼薬もお勧めです。
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